ハガレン2
□さよならは一度だけ
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夕日に照らされた教室には二人以外誰もいなかった｡
ロイは名残惜しそうにリザから唇を離すと､呟くように言った｡
｢いよいよ明日か‥｣
｢‥‥はい｣
リザは小さく頷いた｡
｢約束だったな‥‥リザ､君と付き合うのは､君が卒業するまでという｣
｢はい‥‥｣
ロイとリザは付き合う際に二つの約束をした｡
一つ目は付き合うのはリザが卒業するまでにすること｡
二つ目は‥‥｡
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