ハガレン1

□とりっく オア とりーと
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「ちゅうい〜」
「ありませんよ」

マスタングに惑わされることなく、ホークアイは仕事を進めた。
そんなホークアイをマスタングは引き寄せると、唇を堪能した。

「甘いな、だが、私好みだ」
「いきなり何するんですか!?誰かに見られたら‥」

喚くホークアイの口を再びマスタングは塞いだ。

「うん、美味だ」
「大佐!」
「中尉、今日はハロウィンなんだ。Trick or Treatと問われた者はどちらかを選ばなければならないんだよ」
「それは子供の話です」
「男は何時までも少年心を忘れないものなんだよ」

得意げに言うマスタングにホークアイは怒る気が失せた。

「そうなんですか」

ホークアイがそう言うと、ロイは再び唇を重ねた。

お菓子より甘いそれを味わう為に。



end.
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