ハガレン1

□決して忘れない
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数年前、私は最愛な人を失った。


いつも側にいたのに、彼女に忍び寄る病魔を気付けなかった。
どんなに苦しんだのだろうか。

けれど、彼女は帰ってこない。

私は彼女と親友そして私の3人で夢見たことを叶えるしか悲しみは癒されると思った。

「ついに、私一人か‥」


夢見た3人のうち生きているのは私だけ。
約束を果たせるのも私だけだ。

そう思ってがむしゃらに頑張った。
しかし、悲しみは消えることは無かった。

親友を亡くした悲しみは、彼女と共有した。
しかし、彼女を失った悲しみは一人で抱え、誰とも共有が出来なかった。

私一人、悲しみに耐えた。
けれど、時が私を癒すことはなかった。


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