ハガレン1

□Every Day's
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「リーザv」

玄関で語尾に「はあと」をつけながら、呼ぶ主の方をリザは振り返った。

「こんにちは、マスタングさん。父はいつもの部屋にいますよ」

リザのこのような態度はいつものことなので、大してロイは気にしなかった。

「師匠のところに行く前に、リザの顔を見ようかと思って」
「そうではなく、またからかいに来たとおっしゃれば良いでしょう」
「俺は本気だ、リザを真剣に愛してる」
「ご冗談を。そんなことを言ってると、また父にいじめられますよ」
「それは勘弁だな。しかし、そしたらまた君が助けてくれるのだろう?」
「さぁ、どうでしょうか?」

リザの父は娘を溺愛していた。
いわゆる親バカである。

「俺は諦めないからな」
「往生際が悪いですよ」

言葉の割には、リザは嬉しそうだった。
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