But I still love you.

□4.甘味処
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─日番谷side─

月見里と別れて隊舎に戻る。

仕事の続きをしようと執務室に入るとソファで横になりながら煎餅を頬張る松本がいた。

「あ、お帰りなさ〜い」

俺は適当に返事をして椅子に座る。そして筆を執った。

「今日も宙隊長と甘味処ですか」

松本は中場呆れたように俺に言ってきた。

「……いつから名前で呼ぶようになったんだよ」

松本が名前で呼んでいてすこしイラついた。

「隊長も呼べばいいじゃないですか〜」

松本は意味ありげにわらう。

呼べたら苦労しないっつーの。

「隊長、好きなんですか?」

松本の急な質問に思わずつまった。松本はニヤリと笑う。

「ま、頑張ってくださいね〜」

松本はウィンクして執務室を出ていった。

「……好き、か」

多分、好きなんだと思う。

俺自身、恋とかよくわかんねーけど。

月見里はどう思っているのだろうか。

気になって、仕事は手につかなかった。
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