But I still love you.
□5.呼び方
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─日番谷side─
俺は書類を届けに五番隊舎に向かっていた。
書類を届けに行くってのは口実で。
月見里に会いたかったから。
なんてのを松本にバレたら大変なことになる。
「あ、日番谷隊長」
執務室にはいると月見里が書類をやっていた。
「よう。月見里」
俺は近くの机に書類を置く。
「あんがと〜」
月見里はヘラっと笑う。その笑顔に少しドキッとした。
「もうすぐ終わるのか?」
俺が聞くと月見里は首を横に降る。
月見里の机の上にはたくさん書類が上がっている。
「あり得ないよなこの量」
月見里は笑いながらも手を動かす。俺は月見里の書類を一枚とった。
「手伝うからはやく甘味処行こうぜ」
俺がそう言うと月見里は面喰らったように目をパチクリさせる。
しかし、すぐに満面の笑みになり頷いた。