But I still love you.

□9.逃げた先
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─宙side─

私は看板を見て思わず立ち止まる。

「……黒崎、医院」

たしか死神代行も黒崎って苗字じゃ…。

「…兄ちゃんの名前って一護?」

そう聞くとさも当然のように夏梨は頷いた。

これってまずくね?

しかしここで断るのも気が引けてしまいなかに入った。


茶色の髪の女の子もとい柚子にも見えるように私は義骸に入った。

「ボロボロじゃんか…」

夏梨は顔をしかめながら言う。

柚子に至っては顔面蒼白状態だ。

そこに誰かが帰ってきた。

夏梨たちは私をベットのカーテンの中に隠した。

「柚子!夏梨!ちっちゃくて紫っぽい髪の女見なかったか?」

この声は黒崎だ。

私は極力霊圧を隠す。

「知らないよ」

柚子がしゃべる前に夏梨が言ってくれた。

「…そうか」

黒崎はそう言ってまた飛び出した。

「……行ったよ」

夏梨の声に私は恐る恐る出る。

「体力回復するまでここにいなよ」

私は躊躇ったが他にいく宛もないのでそうすることにした。
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