ポケモン冒険小説
□エンジュ祭
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焼けた塔は昔、スズの塔と同じ九重の塔であった。
カネの塔、と昔は呼ばれていたらしい。
焼けた塔と言われるようになったのは、150年前の大火事が起きてからだ。
雷が塔に落ちて起きた天災だった。
三日三晩燃え続けた炎は、突然降り出した雨によって鎮火した。
その際、名もない三匹のポケモンが命を落としてしまったが、そこにホウオウというポケモンが現れ、その三匹に命を与えた。
そのポケモンたちこそが、後に伝説の三聖獣と呼ばれる、ライコウ、エンテイ、スイクンである。
三聖獣たちはそれぞれ、塔に落ちた雷、塔を焼いた炎、塔を鎮火した雨の化身と言われている。