学校の怪談(無修正版)

□第四章:恐怖のディナータイム
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「こんにちは幸村です。今日は僕が……え?僕ってさらわれるだけ?まぁいいやさらわれるだけでも(めんどくさくなくて)とにかくがんばっていきたいと思います。」

4章:恐怖のディナータイム 〜食人鬼〜 01

「なぁ柳生今日の一時間目交流会って書いてあるけど具体的に何をするんだ?」(東方)
「え?昨日帰りのHRで説明していませんでしたっけ?」
「寝てた」
「………ふぅ」
「なんだよそのため息はι」
「いえ、なんでもないです。交流会というのはですね、隣の高校との交流を深めようということでこっちの生徒とあっちの生徒の何人かが入れ替わって授業を受けるという行事です。」
「へぇ〜」
「で、その入れ替わった生徒さんの紹介が1時間目にあるんですよ。」
「なるほどね」

柳生曰く、年に何回かこの交流会があるらしい。

「やっぱ柳生って何でも知ってるな。」
「でもなぜ君はいちいちワタシに聞くんですか?同じクラスに橘君とか南君がいるじゃないですか。」
「いやー実はその全員が寝てたんだよな」
「どーやったら寝れるのかワタシにはわからないです…」
「ほら、一昨日いろいろあっただろ?それで全員寝不足だったんだよ。」
「あぁ…」

俺が説明したあとなぜか柳生の表情が曇った。(なぜだ?)

「どうかしたのか?」
「いえ、何でもありませんよ、そろそろHR始まりますよ。」
「あ、ほんとだありがとな柳生またあとで。」

俺は柳生にお礼をいって自分の教室に帰った。

1時間目
「では、これから交流会を始める。」

初めは先生の長ったらしい話から始まった。まぁみんなまじめに聞いているとは思えないが。先生の話しが終わったときに生徒会の人と何人かの生徒が前にでてきた。

「なぁ、あの人たちってだれ?」(赤澤)
「たぶん隣の高校から来た生徒だろう」(橘)
「なるほど。」

そして、一時間目が終わったあと教室に戻り、先生がこのクラスで授業を受ける生徒の紹介を始めた。

「このクラスで授業を受ける真田弦一朗くんだ。」
「真田です。一週間よろしくお願いします。」
「真田の席はそうだな九鬼の席に座ってもらおうか、一番後ろにあいている席があるだろ、そこに座れ。」
「わかりました。」

真田は東方の横の九鬼の席に座った。(九鬼は隣の高校にいる)

「なんか、今俺の方見なかったか?」(橘)
「気のせいだろ」(東方)
「そうだな」

とりあえず1時間目が終わった。休み時間赤澤が後ろを向き真田に挨拶をした。

「おれ、赤澤っていうんだ、よろしくな」
「あぁ。」

赤澤と真田が挨拶をしていると、後ろの扉が開いた。

「弦一朗。」
「連二どうかしたのか?」
「いや、懐かしい奴と同じクラスになったのでな、おまえに会わそうかと。」
「久しぶりですね真田君。」
「柳生か、ひさしいな、仁王はどうしたんだたしか同じ高校だったよな。」
「仁王君ですか?」

仁王の名前がでたときになんか柳生の顔色が変わったような……

「どうかしたか?」
「いえ何でもありませんよ。」
「そういやさぎゅーくん、今日の朝仁王君叫んでなかった?」
「え?」
「そういや聞こえたな、隣のクラスから。」

俺たちがそう話をしたら、真田と柳が顔を合わせため息をついた。

「喧嘩でもしたのか?」
「たるんどる」
「でも、悪いのは仁王君の方ですよ。」
「え?いったい何がどーなってんのかわかんないんだけど」(赤澤)
「あまり気にするな赤澤…ていうか聞かない方が身のためかもしれない」(橘)
「そうだな。」(東方)

俺たちのいったことの意味がまだわかってないのか赤澤は何回も何回も聞いてきたが無視した(ヒドッ!)

「なんだよ〜…そういやさ2時間目って体育じゃなかったっけ?」

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「忘れてた!」
「あぁ、あと1分しかありませんよ!」
「いそいで着替えるんだ!」

ドタバタドタバタ!ガラガラバタン!ダダダダダダダダダダダ

とりあえず俺らは時間に間に合った(すごい)そして体育の授業の内容はバスケットだった。

「東方パス」
「あぁ。」

バスケットの試合では南君と東方のチームが強かった。

「すごいな〜あいつら。」(赤澤)
「あぁ、あいつらバスケットうまかったんだな。」(橘)
「そういやさこの前あの二人勧誘されてたな。」(赤澤)
「本当か?」
「うん、断ってたけどな」

もったいないよなぁ、という赤澤の言葉に俺はなっとくしていた、あの二人の実力なら全国もねらえるだろうに…そのとき事件が起こった。

「幸村!!」
「幸村君!」
「誰か救急車を」

バスケットをやっている途中に幸村が血を吐いて倒れ病院に運ばれた。
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