鬼灯の冷徹
□にょ澤さん
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ある日の朝
白澤は、いつもとは何かが違う、という違和感で目覚めた
「•••んっ。はぁ、もう朝か。なんか体が重いな〜」
ベッドから起き上がり、着替えようと鏡の前に立てば、
(な、なんで僕、胸あるの!?)
そこには、豊かな胸にくびれた腰を持っている、自分が立っていた
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
「白澤様?どうしたんですか?」
(え、なんで僕、女体化してるわけ?いままでこんなことなかったし。何かへんなもの食べたっけ?い、いや、それより先にしなくちゃいけないことがある。とりあえず、桃タロー君に•••
「白澤様?入りますよ?」
「えっ!ちょっ!待って!(なんで今来るんだよ!)」
焦っている白澤の制止を聞かずに部屋に入ってくる桃太郎は、次の瞬間、自分の目を疑った
「白、澤、さ、ま?」
「桃タロー君!」
「あ、やっぱり白澤様だ。というか、どうしたんですか?その体?」
白澤は、朝起きたらこうなっていたことを桃太郎に伝えた
「そうなんですか•••。しかし困りましたねぇ。ついさっき、鬼灯様から電話がきて、「これから頼んでいた薬を取りに行きますので、白豚さんに言っておいてください」って、言われました」
「なんでこのタイミング!?なんでよりによって今日なのさ!?こんな姿、鬼灯に見られでもしたら•••
ガラガラッ
「呼ばれて、飛び出て、ジャジャジャ ジャジャーン!」
「「本当に来たぁぁぁぁぁ!」」
「あれ?返事がありませんね。どこにいるんでしょう?白澤さーん?」
「うわっ!どうしよう桃タロー君!?こっちくるよ!確実に!」
「そんなこと俺に言われても•••」
「ほ、本当にどうしよう!?」