The Picturesque Angel
□No. 007
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「うわぁ、、!!!!」
街中に花が散りばめられ、花の博覧会と呼ぶにふさわしい光景に、人間に扮した魔獣、キリコは感嘆の声を漏らした。
「ここがファトグアナよ!きれいでしょ!」
まるで自分のことのように自慢げに自慢げにナマエは言った。
「ナマエはすぐに仕事?」
「いや、絵の出典はもう済ませてあるから、滞在中の仕事はないわ。だから、たくさん見て回りましょう!」
「うん!」
普段なかなか遠出することの少ないキリコは大いに喜んだ。
その日、彼女達は美術品を見たり、気に入った画材や作品を買って、博覧会を存分に楽しんだのだった。
夜になり、ホテルに着くやいなや、キリコはなれないところに来たせいだろうか、眠ってしまった。
「あらあら、、」
泥のように眠るキリコに布団をかけ、明日何を見るか予定を立てるため、下調べをするナマエ。
パソコンを開き、明日開かれるオークションや市場の情報を調べていると、メールの受信通知が鳴った。
仕事だろうか、と思い送信先を確認する。
「これって・・・・・」
差出人はクロロ=ルシルフル。
前回の遺跡のデータでは不服だったのだろうか、または新たな依頼だろうか。
A級賞金首幻影旅団だと知ってしまったからには、嫌でも緊張してしまう。
一息ついて本文を表示した。
To ナマエ
No title
From クロロ=ルシルフル
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手伝ってほしい
狙うのはピエルのピアス
明日の夜、ファトグアナ南の廃墟にて待つ
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