いろいろ

□当日
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リヴァエレ(甘)







今日は3月30日。
つまりエレンの誕生日、なんだが…
先日、中央で問題が起こり…それの後処理をエルヴィンと供にさせられていた
チッ。
つまり三日も旧調査本部へ戻れていない
監視下…いや恋人としてエレンを連れてきたかったが、中央で目立つと後々エレンの為にも成らないと判断し、置いてきたが…
まさかこんなに長くなるとは…
今日中には此処を出ないと
明日中には間に合わない
クソッ
むしろ、何故俺がやらなきゃならねぇんだ?
こんなの憲兵にやらせりゃいいだろ!
つかこれを言ってきて
強制的に此処に呼んだハゲどこいきやがった

「リヴァイ…もう少し眉間のシワをどうにかならないのか?殺気が飛んでいるんだが」
「煩ぇハゲ。終ったから帰るぞ」

ちょうど、資料片手にエルヴィンのヤローが戻ってきた

「あぁ。あとはナイルに任せてきたから大丈夫だよ。助かった」
「チッ。もう呼ぶなよ。明日は絶対なにがあろうが連絡するな」
「あぁ。エレンに宜しくな」
「チッ」























































あと数時間でエレンの誕生日がおわってしまう



























































兵長…
ずっと合えなくてさびしいです
団長とお仕事だってことはわかってるんですけど…
今日…おれ…誕生日で…
兵長と一緒に過ごしたかった…

たった三日

されど三日。

帰ってこれるかもと先に戻ってきたハンジさんに聞いたのは昨日の夕方だったかな…

今日中には…って思ったけれども……
やっぱりむりなのかなぁ…

待ってようと思ったのに

気がついたら眠ってしまった





















































やっと旧調査本部へ帰還したのは夜更けすぎ
愛馬には随分無理をさせたが
今はそれどころではない
最優先事項はエレンだ


もう寝てしまっただろうか

泣いては居なかっただろうか

寂しい思いばかりさせている


地下室へ急ぐと
起きていたのか、倒れてはいるが、ベットに座り込んだまま器用に寝ている

…せめて足までベットに乗せてちゃんと寝てればいいものを…

だが、帰りを待っていた事に嬉しく無いわけがなく
思わず口許が上がってしまう

起こしたいが

起こしたくない

ただ、この体勢では辛かろうと思い
そっと抱き抱え、ベットの上に起こさないよう降ろした
そのまま寝ようとしたら
「んっ……へ、い、…ちょ………?」
「…エレン」

気が付いたのか
眠たげな眼を擦り
あの翡翠の瞳が俺だけを映す
そんな顔で俺を呼ぶな…
かろうじてまだ合った理性を総動員してエレンの名を呼び、寝癖のついた髪をすいてやる

「おか、えりなさい…へい、ちょ…」
スリッと首もとに甘える仕草
あざとすぎる

「…すまなかったなエレン」
「だ、いじょうぶです。こうして…きてくれましたし」
もっとほんとは甘えてほしい
もっとわがままを言いたいだろうに
それを決して口にはしない

「エレン…遅くなった…誕生日おめでとう、…お前に出逢えて俺は良かった」
「へいちょー……りばいさん!ありがとうございますっ」

お前が生まれた日に
こうしてお前と居れた



今、この時だけは…

なぁエレンよ
俺はこれからもお前を護ろう
お前が笑っていられるように…











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