zzz

□Answer
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『臨也でも傷つくことあるんだね。驚いた』


「いきなり来て、それ酷くない?」


『いや、いきなり来たのはアンタだから』


仕事終わりの彼女はスーツのジャケットをソファーへと脱ぎ捨てながら、キッチンへいってしまった。
スーツがしわくちゃになっても気にしないのか、キッチンからミネラルウォーターを持ってきて、煙草に火をつけた。


「いーじゃん。シズちゃんばっかじゃなくてたまには俺にも優しくしてよ」


『はっ。ありえないわー』


「なんでよ?」


『私があんたに優しくしたら静雄がすね、ちょっとくっつかないでよ』


「愛してる人にこれだけ相手にされないとか、俺かなしいー」


『あんたが愛してるのは人間ぜんぶでしょ』


なんて辛辣な言葉なんだろう。
傷付いてた心は更に抉られる。


「君は特別だよ?」


『あっそ』


「ほんと、殺して俺の手元に置いておきたいくらい愛してるよ」


『あんたに殺されるとかマジ勘弁』


「なにそれ?」


『私が殺されるとしたら、静雄に殺されるところしか想像出来ないし』


「またシズちゃん」


『私が愛してるのはし』


「黙って」





Answer


わかりきった答えを聞きたくなくて
残酷ばかり紡ぐ唇を塞いだ




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