48G小説特別編
□ドッキリ企画!優しさ部門
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ついに映し出されたドッキリ企画。
まず最初のターゲットは…
プルルル。
ある人物のスマホに着信が掛かってきた。
玲(ん?佐江ちゃんからだ。)
玲奈は電話に出た。
ピッ。
玲「はい?もしもし?」
佐「あ〜、もしもし?玲奈?佐江だけど。ちょっと急だけどさ、話したいことがあってね。そんで明日のお昼、喫茶店に集まりたいんだけど、いいかな?」
玲「ええ、いいですよ。」
佐「ありがとう!そんじゃ、また♪」
そして
ここからドッキリが始まる…
喫茶店に集合した玲奈は佐江が来るまで待つことにした。
少しして…
玲奈のスマホに佐江から着信が掛かってきたので、玲奈は電話に出た。
玲「はい?もしもし?」
佐「もしもし?佐江だけど。ちょっと遅れそうだ、ごめん!もうちょっと待っててくれないかな?」
玲「ええ、大丈夫ですよ。」
佐「ありがとう!全速力で行くからね!」
ピッ。
電話が切れ、玲奈はスマホをしまった。
その時…
麻「あの〜…」
おばあちゃんに変装した麻里子が玲奈に話しかけた。
玲「はい?どうしたんですか?」
麻「私、篠原麻里奈と言います。ここに財布が落ちていませんでしたか?オレンジ色で花柄の財布なんですけど…」
玲「うーん…そういった財布は見ていませんね…何か困ったことでも?」
麻「ええ…入院しているおじいちゃんの所へタクシーで行きたいんですけど、財布を無くしてしまったので千円貸していただけませんか?」
麻里子はついにドッキリを仕掛けた。
玲奈の取った行動は…
玲(千円だけだと心配だなぁ…ここは…)
玲「…はい♪どうぞ♪」
玲奈は財布から2千円取り出し、麻里子に渡そうとした。
麻「え?でもこんなに…」
玲「お金のことは大丈夫ですから♪早くおじいちゃんの所に行ってあげてください♪」
麻「あ、ありがとう…」
優「…というわけで、玲奈は倍の2千円を麻里ちゃんに貸してあげたとさ♪」
珠「玲奈ちゃん、やっさし〜♪」
玲「え…///は、恥ずかしいよ…///」
指「…そういえば、貸したお金ってどうなったんですか?」
麻「それを今から話すところよ。そのお金はちゃんと使わず管理していたわよ。そういうわけで、玲奈、2千円返すね。」
玲「あ、はい。」
玲奈は麻里子から2千円を受け取った。
麻「こういう優しい子たちを騙し続けていただなんて…辛かったわ、ホント…」
佐「…とまぁ、ドッキリはこういう流れで進めていきま〜す♪」
高「では、引き続きVTRをどうぞ。」
つづく