あつみな小説
□お前は私に似ている
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たかみな先生はあっちゃんの身に何が起きているのかを知った。
あっちゃんは1カ月前からいじめられるようになった。
いじめの内容はお金を取られたり、放課後、無理やり人の気配のない所まで連れてこられて嫌がらせをされたり、時にはお札を破られたりすることもあった。
いじめられるようになってしばらく日が経つと友達も近寄らなくなってしまった。
そして、あっちゃんをいじめている生徒は優子(大島優子)とこじはる(小嶋陽菜)であることも…。
あっちゃんの左腕の切り傷は自殺を図るために自分で付けたということも…。
高「敦子、私と一緒にいじめの問題解決しよう。何が何でも敦子の事、守ってやる。」
敦「…うん。」
たかみな先生はあっちゃんをいつまでも抱きしめていた。命に代えてもあっちゃんを守ると心の中で誓いながら…。
翌日の放課後…
たかみな先生は昨日のあっちゃんとの出来事を麻里子先生に話した。
高「…というわけなんす…。」
麻「…敦子、辛かったでしょうね…。」
高「こういう時、私はどうしたらいいんすかね…。下手に行動を取ると逆効果っぽいですし…。」
麻「…そうね、少なくともゆっぴー(優子)とにゃろ(こじはる)に直接言うのはまずいかも。」
高「うーん…。」
麻「明日、朝のホームルームで名前を伏せる形でいじめられている生徒がいることを伝えてみるのはどうかしら?いじめのない平和なクラスにしたいんだと言って。」
高「そうっすね…、やってみるっす。」
翌日、たかみな先生は朝のホームルームであっちゃん達の名前を伏せる形でいじめが発生していることを話すことにした。
高「皆さん、これはあくまで噂なんですが残念なお知らせがあります。どうやらこのクラスでいじめが起きているらしいんです。私はこのクラスを信じたい。だけどこの噂が本当ならその生徒をどうか助けてあげてほしい。私はこのクラスを平和なクラスにしたいんです。では、ホームルームを終わらせます。」
たかみな先生は教室を出た。
ホームルーム終了後、佐江(宮澤佐江)とゆきりん(柏木由紀)は話し合いをしていた。
佐「ねえ、りんちゃん。」
由紀「…うん、分かってるよ。佐江ちゃん。」
佐「佐江はもうこれ以上黙って見ていられないよ。何があってもあっちゃんを守る。」
由紀「うん、私も協力する。佐江ちゃんと一緒なら私、怖くないよ。」
佐「ありがとう、りんちゃん。」
由依「その話、あたしも協力してええかな?」
ゆいはん(横山由依)が話に割り込み、協力を申し出た。
佐「もちろんだよ。由依、ありがとう。」
由紀「由依ちゃんも一緒なら心強いね。」
由依「ほな決まりやな。」
3人は何が何でもあっちゃんをいじめから守り抜くことを誓った。
少なくともたかみな先生の話に影響を受けた生徒は何人かいた。
佐江・ゆきりん・ゆいはんがそうであった。
つづく