じゅりれな小説中編

□ドキドキのシェアハウス(10年後)
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珠理奈は突然、苦しそうに胸を押さえつけ始めた。





玲「珠理奈…?」





玲奈は心配そうに珠理奈を見つめていた。





珠「な、何でもないよ…ハァ…ハァ…!」





珠理奈は呼吸が荒くなり、汗もかき始めてきた。





由紀「珠理奈…暑いの…?」

珠「いや…大丈夫…」

麻「いや…これは部屋の温度の問題じゃない…!汗の量が尋常じゃない…!」

珠「あはは…何てこと、ないって…」

麻「大丈夫なわけないでしょ!誰か救急車!」

友「任せて!」

麻「後、氷水とタオル持ってきて!」

由依「それは任せといてください!」





麻里子の指示でともちんは救急車に連絡し、ゆいはんは氷水とタオルを持ってきた。





玲「珠理奈…しっかりして…」

珠「うぅ…!」

麻「うん、あんたは傍にいてあげて。しっかり、気を持ちな。2人とも…」

彩(篠田さん、随分と冷静やな…珠理奈がエライ目に会っとるというのに…)





数分後…





救急車が到着し、珠理奈は病院まで運ばれることになった。



救急車には珠理奈の他に玲奈…





と、なぜか麻里子とこじはるも乗り込んだ。





玲「あの…どうして小嶋さんと篠田さんも一緒に?」

麻「うん、ちょっとね…」

陽「陽菜は麻里ちゃんに付いてっただけ〜。」

玲「もうちょっと緊張感持ってください!」

麻「いや、にゃろはそれでいい。」

陽「え?」

玲「どうしてですか?」

麻「変に不安がるよりはよっぽどいいと思う。周りの人たちにより一層不安を与えてしまうかもしれないしね。」

陽「なるほど〜。」

玲「ごめんなさい…取り乱しちゃいました…」

麻「いいえ、むしろ玲奈のような態度を取ってしまうのは当然よ。その気持ちは分かるわ。けどせめて…あんただけでも珠理奈の体調は良くなるって信じてあげて。」

玲「はい…」

麻(ここから最寄りの病院はあそこかしら?確かあの病院には…こんな形ではあるけど久々の再会も悪くないかもね。)





数分後…





珠理奈たちは病院に到着し、珠理奈は急いで手術室まで運ばれてった。





そして…





珠理奈の緊急手術が行われた。



つづく
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