じゅりれな小説中編

□余命残りわずかの生徒
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入学式、クラスへの挨拶などが終わり、放課後、珠理奈先生は優子先生に学校の中を案内してもらうことにした。


珠「大島先生、案内の方お願いします。」

優「OK!まかせといて!じゃあまずは…」



珠理奈先生と優子先生は歩き出した。


最初に案内してもらったのは食堂である。


優「ここは食堂だよ。ご飯類とか麺類とか色々あるけど中でも人気なのは数量限定のメロンパンだね。「今日もゲットできなかった〜!」って悔しがる生徒はよく見かけるよ。よし、次は…」


次は図書室へ案内してもらった。


優「ここは図書室だよ。調べ学習なんかの世話になるね。ちなみに18禁の本はないよ〜♪」

珠「当たり前じゃないですか。」


優子先生はニヤニヤしながら、次はコンピュータ室へ案内した。


優「ここはコンピュータ室だよ。ネット検索で使われる事が多いね。下手に18禁のサイト調べようとしない方がいいよ〜。」

珠「…大島先生、オッサンって言われません?」

優「あはは、よく言われる〜。ここで18禁サイト調べてんの他の先生に見つかって怒られちった事もあったなぁ。」

珠「大島先生、先生とあろうものが何をしてるんですか…?」


珠理奈先生はため息をつくことしかできなかった。



珠理奈先生は優子先生にいろいろと案内してもらい、最後に屋上に案内してもらった。


優「ここは屋上だよ。ここで昼食を済ませる生徒も中にはいるね。それと告白するには持ってこいの場所だね。だから今の内に18禁サイトでいろいろと調べることをオススメ…」

珠「まだそのネタ出しますか?」

優「珠理奈先生はそういうの興味ないの?」

珠「…結構興味あります。あたしも大島先生と同じようなものです。」

優「最初からそういえばいいのに〜。あ、これで案内の方は終了だよ。あたしは仕事の方があるから先に戻ってるね〜。」

珠「ありがとうございました。」


優子先生は一足先に仕事に戻ってった。


珠「それじゃああたしも仕事に戻るか。…ん?」


珠理奈先生はふと屋上の方を見てみた。


屋上には一人、人がいた。



つづく
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