じゅりれな小説中編
□間違いから始まる恋
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玲「…これでよしっと。」
秋栄高校2年、松井玲奈は今、自宅の寝室で手紙を書き終えたとこだった。
玲「どれどれ…もう1回見てみよっと。」
玲奈はもう一度手紙を読んでみた。
その手紙にはこう書かれていた。
玲「『宮澤さんへ 宮澤さんのことが好きです。よろしければ今度の日曜日の午後1時頃に公園に来てくれませんか?お待ちしております。 松井玲奈』」
そう、手紙とは佐江(宮澤佐江)宛てのラブレターのことであり、玲奈は佐江に恋心を抱いているのである。
玲「…うん♪OK♪」
玲奈はベッドの上でゴロンと寝転がりながら妄想をし始めた。
玲奈の妄想の世界…
玲奈は1人、30分前には公園に着いていて、佐江が来るのを待っていた。
玲「宮澤さん、まだかなぁ〜♪」
数分後…
佐「松井玲奈さん…だよね?」
佐江が公園に到着した。
玲「あっ!?///は、はい!///私が松井玲奈です!///」
佐「私、宮澤佐江♪とりあえず、歩こうか♪」
玲奈は佐江に肩を抱き寄せられながら歩き始めた。
玲「…///」
何だかんだで2人はデートを楽しみ、別れの時…
玲「あ、あの///今日はありがとうございました!///」
佐「佐江の方こそありがとう♪すっごく楽しかったよ♪」
玲「えっと…///さ、最後に、言わせてください!///私、宮澤さんのこと…んっ…!?///」
玲奈は佐江にキスという形で口を塞がれた。
玲「ハァ…ハァ…///み、宮澤さん…?///」
佐「だめだよ。その先は佐江に言わせて。…佐江、玲奈のこと、好きだ。佐江と、付き合ってください。」
玲「…はい///」
現実…
玲「きゃあ〜♡どうしよぉ〜♡」
玲奈は1人、ベッドの上でゴロゴロしながらはしゃいでいた。
?「れ、玲奈…!?」
そんな玲奈の様子を見て、父親らしき人がドン引きしていた。
?「おーい…玲奈ー…こっち(現実)戻ってこーい…」
父親らしき人が玲奈に話しかけ…
玲「…はっ!?///」
玲奈は妄想の世界から抜け出し、現実の世界に戻ってきた。
玲「お、お父さん…!?///…もう!///部屋に入るならノックくらいしてよ!///」
玲奈に話しかけたのは父親の潤である。
潤「ノックも何も…最初から部屋のドア開いてたぞ…」
玲「だ、だからって普通女の子の部屋覗く!?///お父さんの変態!///」
潤「妄想を趣味としている人の台詞じゃねえぞ、それ…」
玲「あぁ…恥ずかしい…///」
玲奈は恥ずかしさのあまり、両手で顔を隠した。
潤「そんな妄想してる時点で恥ずかしいと思うべきだろ…」
玲「うぅ…///」
潤「まぁいいや…あんまり寝るの遅いと肌を悪くしちまうからもうそろそろ寝ときなよ。」
玲「はぁ〜い♪」
潤は玲奈の部屋から離れた。
玲「…よしっ♪今日はもう寝よ♪…早く明日にならないかなぁ〜♡」
玲奈は明日という日を楽しみにしながら眠りに就いた。
つづく