48G小説特別編

□旅立ちのとき(ぱるみな)
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〜ぱるるside〜





それは卒業式の前の日の出来事のことであった…





私、島崎遥香は秋葉原高校3年生。





私は今、ある先生とある相談をしようと職員室の中に入ったとこだった。





ぱ「失礼します。板野先生いますか?」

友「お、ぱるちゃん♪どうしたの?」





ある先生とは板野先生のことである。





ぱ「ちょっとご相談がありまして…ここだと少し話しづらいので場所を変えたいんですけど…」

友「うん、分かった♪じゃあ近くの空き教室に行こう♪」





私は職員室を出て、板野先生と一緒に近くの空き教室の中に入った。





友「それで、相談って何かな?」

ぱ「はい…私のクラスの担任の先生であるたかみな先生のことについてです。」





実は…





たかみな先生は三年間、私のクラスの担任なのである。



そして、相談したいことって言うのが…





ぱ「私、たかみな先生のことが好きで…///でも、先生と生徒の恋愛は成立しないって言いますし…私は、先生に告白しないでこのまま卒業するべき何でしょうか…?」





好きになってしまったたかみな先生に告白しない方がいいのかどうかであった。





友「そっかぁ、ぱるちゃんはたかみな先生のことが好きなんだね♪それ、たかみな先生が聞いたら喜ぶと思うよ♪」

ぱ「え…?」

友「たかみな先生ね、ぱるちゃんのことを想うあまり、ぱるちゃんのことで悩むことも多かったんだ。どうしたら喜んでくれるんだろうって。だからね、ぱるちゃんが笑ってくれた時『やった〜♪ぱるる笑ってくれた〜♪』って喜んでたんだ♪だからぱるちゃんがたかみな先生に好きって言ったら、嬉しくて泣いちゃうかもよ♪たかみな先生♪」

ぱ「そうだったんですか…」

友「それに、先生はね…誰かを好きになるのに先生とか生徒とかって関係ないと思うな♪だって、誰を好きになってもその人の自由だし、誰かを好きになるって最高に素敵なことじゃん♪」

ぱ「自由、ですか…」

友「…ぱるちゃん、卒業式終わった後さ、たかみな先生に告白ってサプライズをしてあげてよ♪最高の思い出、残しちゃおうよ♪先生から言えるのはここまでだね♪」

ぱ「分かりました、ありがとうございます♪」





さて…



卒業式の後、どうしようかな?








〜たかみなside〜





ぱ「たかみな先生、ちょっといいですか?出来れば場所を移動したいんですけど…」

高「ん?あぁ、分かったよ。とりあえず適当に空き教室で話そっか。」





私、高橋みなみは秋葉原高校の教師。



卒業式が終わった後、職員室で仕事をしていたところ、ぱるるに呼び出され、空き教室に移動することにした。





高「んで、どったん?何か…大事な話か?」





空き教室に着いた後、私はぱるるに何の話がしたいのかを聞いてみた。



すると…





ぱ「先生、私、先生のことが好きです。」

高「え…?」





私は驚いた。



そりゃそうだ。



私の目からすればぱるるが私のことを好きだなんて可能性はこれっぽっちも考えていなかったんだから。





私は三年間ぱるるの担任を務めていたけど、それでもぱるるが何を考えているのか三年間ずっと分からないでいた。



『塩』なんて呼ばれることもあったくらいだからな。





だが、私は今、確かにぱるるに…



私の目の前にいるこいつに言われたんだ。





好きだって。





そんなぱるるに私は…





高「私も好きだよ。」





半泣き状態で好きだと言った。




実は…





私の想いはぱるると一緒だったんだ。



でも半泣き状態でって…



カッコ悪(笑)





そして私は…





ぱ「え…!?///」





無意識のうちにぱるるのことを抱きしめていた。





高「だけど…私と付き合うとなると、卒業した後から覚悟しておいてね♪」

ぱ「え?あの、覚悟って…?」

高「…たっぷり愛させてな♪私の可愛い教え子ちゃん♪」

ぱ「う…///が、頑張ります…///」





ぱるるが高校を卒業してから、私はぱるると2人だけの秘密の関係性を持つようになったってのは…





愛し合うことが増えたってのは、ここだけの話なんだな♪



これが♪





〜fin〜

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