48G小説特別編

□誕生日サプライズ(作者)
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俺の名はとみた。


今日は6月12日。


そう、


今日は俺の誕生日である。


今日は彼女達が誕生日を祝ってくれるということで、


何と!?


旅館へ行こうと予約してくれていたのである。


ところで彼女達って誰かって?


彼女達とはあっちゃん、


ゆきりん、


ともちん、


玲奈ちゃんの事である。


彼女達とは友達関係である。


彼女達とは高3の時に出会った。


俺は高3の途中から彼女達のいる高校へ転校してきた。


高校は一応共学であったが、男子は非常に少なく、しかも不良共ばかりだったので真面目な俺にとって、彼らとやっていくのは無理があった。


そんな俺に話しかけてくれたのはともちんだった。


彼女も見た目はヤンキーっぽく見えるが接してみると優しくて頼りがいがあって、面倒見のいい女の子だということが分かった。


ともちんと接するようになった事がきっかけでともちんの友達であるあっちゃん、ゆきりん、玲奈ちゃんとも仲良くなり、楽しい学校生活を過ごすことができた。


ちなみに彼女達は全員7月生まれで、それがきっかけで仲良くなったらしい。


数年経った今でも彼女達とは仲良くやっている。


絶対的なエースの素質を持っているわけじゃない、アイドルにそれほど詳しいわけでもない。


オシャレだってあまりしないし、アニメにそれほど詳しいわけでもない。


要はこれといって何か取り柄があるわけではない。


そんな俺を彼女達が受け入れてくれたのは本当に嬉しいことである。



おっと。


前置きが長くなってしまった。



俺達はこれから旅館へ向かおうと俺の車で行くことになった。


俺「みんなー、シートベルト閉めたかな?よし、行ってみヨーカドー!」


運転するのは俺、


助手席に玲奈ちゃん、


後ろの方は運転席側にともちん、


助手席にあっちゃん、


間に挟まれゆきりん、


この言い方まるでだんご3兄弟だな…。


彼女達の場合は、天使3姉妹だろう。



何だかんだで運転した。


玲「とみたさん、たこ焼き食べませんか?」

俺「あぁ、うん、食べる。」

玲「じゃあ口を開けてください。」

俺「あ〜ん。」


パクッ。


俺「アヅイ!」


たこ焼きはやけどしそうな程熱かった。


友「玲奈〜、ちゃんとフーフーしてあげないと♪」

敦「とみた君喜ぶよ〜♪」

俺「いや、その…まあ、はい///そうしてもらえると嬉しい、です///」

玲「じゃあ…///フー、フー、はい///あーん///」


パクッ。


俺「…うん、美味しいよ///色んな意味で///」

玲「な、何言ってるんですか///」

由紀「とみたさん、言うようになりましたね〜♪」



何だかんだで俺達は旅館に着いた。


あっちゃん、ゆきりん、ともちんはメッチャテンション上がっているけど、玲奈ちゃんはなぜか恥ずかしがって下を俯いていた。


この時、


俺はまだ知らなかった。


その旅館にある温泉が混浴であることを。



旅館に着いた俺達は従業員に部屋まで案内してもらった。


友「とみた君、少し疲れてない?先温泉入ってきたら?」

俺「うん、そうだね。ありがとう。先入らせてもらおっかな。」


俺は1人、露天風呂に入ることにした。


俺「ふう〜、気持ちいいな〜♪極楽極楽〜♪」


俺は長いこと風呂に浸かった。


それだけ気持ちいのである。


でもさすがに熱くなってきたので上がろうとしたら…



ガララッ。


友「はぁ〜い♪」

俺「えっ!?」


何と!?


彼女達がバスタオルを巻いて入ってきたのである。


俺「な、何で!?」

敦「だって、ここ混浴なんだもん♪」

由紀「混浴だって言ったら断られると思ったんで黙ってたんです♪」

玲「わ、私はやめようって言ったんですけど…///結局こうなっちゃいまして…///」

俺「い、いいよ!///俺、上がるから!///」

友「だ〜め♪」

由紀「そういうこと言えなくなるように、夢中にさせちゃうぞ♪」

敦「背中流してあげるね♪」

俺「うーん///まあ、はい///お願いします///」


俺は彼女達に背中を流してもらい、再び温泉に浸かった。


友「変な気起こしちゃだめだよ〜♪」

俺「…ともちん、それ無理があると分かってて言ってる?///」

敦「あ〜♪照れてる〜♪」

由紀「か〜わいい♪よし!くっついちゃおっと♪」


ゆきりんは俺の背中にくっついてきた。


ゆきりん、


背中に胸が当たってるよ…///


敦「ゆきりんずる〜い♪あたしも♪」

友「友もくっついちゃお♪」


あっちゃんは俺の右腕に、


ともちんは俺の左腕にくっついてきた。


俺「あっちゃん///ゆきりん///ともちん///困るよ…///玲奈ちゃん助けて!///」


玲奈ちゃんは俺達から少し離れた所にいる。


玲「む、無理です…///その…頑張ってください…///」


頑張るって何をだよ!?


や、やばい…


ふらふらしてきた…


のぼせちゃってんだな、俺…



でも…



倒れちゃだめだ、


倒れちゃだめだ、


倒れちゃだめだ、


倒れちゃだめだ、


倒れちゃだめだ、


倒れちゃだめだ!


…って俺はシンジ君か!


エヴァンゲリオンの!


今のセリフ、


玲奈ちゃんが聞いてたら、


反応、


しそう…


だ…


な…


ザブーンッ!


俺は気を失ってしまった…


敦「あ〜!倒れちゃったよ〜!」

友「う〜ん、やりすぎちゃったか。」

玲「だからやめようって言ったのに…」

由紀「とにかく、運ぼっか。」





しばらくして…



俺は目を覚ました。


俺「う…ん…」


目を覚ますと、


天井が見えて、


玲奈ちゃんの顔が見えて…


俺「!?///」

玲「あ、大丈夫ですか?」

俺「俺、なんで玲奈ちゃんに膝枕してもらってんの!?///」

玲「動かないでください!///しばらく、横になっててください///」

俺「あ、はい…///」


俺は言われるがままに玲奈ちゃんの膝の上で再び横になった///


友「ごめんね、調子乗り過ぎちゃった…」

敦「とりあえずあたしとともでうちわで扇いでるね。ゆきりんには冷たい飲み物と氷を用意してもらってるから。」

俺「うん、ありがとう。玲奈ちゃん///もうちょっとだけ、お膝、失礼するね///」

玲「ど、どうぞ///」


俺はしばらく玲奈ちゃんに膝枕してもらった///
玲奈ちゃんはすごく照れてたけど嫌な顔しないで最後まで看病してくれた。


もちろん他の彼女達も。



すっかり調子が良くなりそれからしばらくして俺達は食事を終えた。



その後、彼女達からプレゼントをもらう事になるんだけど、彼女達はジャンケンをし始めて、


あっちゃん、


ゆきりん、


ともちん、


玲奈ちゃんの順番でプレゼントをもらうことになった。


敦「じゃあまずはあたしから♪」


チュッ。


俺「えっ!?///」

由紀「私はねえ…ふふっ♪」


チュッ。


俺「えっ!?///ええっ!?///」

友「次は友だね♪」


チュッ。


俺「ちょっ!?///これって一体!?///」


あっちゃんは俺の右頬に、


ゆきりんは俺の左頬に、


ともちんは俺のおでこにキスをした。


由紀「最後は玲奈だよ♪」

敦「残ってるのは1カ所だけだよ♪」

友「ほらほら頑張れ〜♪」

玲「えっと…///その…///ごめんなさい!///失礼します!///」


チュッ。


俺「!?///」


玲奈ちゃんが、


俺の唇に、


キスを…///


敦・由紀・友・玲「お誕生日おめでとうございます♪」


彼女達からのプレゼント、


そう、


それは彼女達からのキスだった。





俺「…何て事ないかな〜♪」



以上!


全ては作者のただの妄想話でした〜♪



fin

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