あつみな小説

□あんた頑張りすぎ
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「高橋さんにとってAKBとは?」

高「そうですねぇ…」





あたし、前田敦子は今、自宅でテレビを見ていて、テレビにはあたしの恋人であるたかみなが映っていた。





高「一言で言い表していいものではないですけど…敢えて一言で言うなら、私の全て、というのが1番ですかね。」





たかみなとは付き合ってるんだけど、ここんとこお互い…



特にたかみなの方が忙しくて会えない日々が続いていた。



頑張るのはいいんだけど、相当疲れてるんじゃないのかな…?



たかみな、何にもなければいいんだけど…



けどそんなあたしの予感は数日後、当たってほしくなかったけど、見事的中してしまった…



プルルル…





敦「ん…?」





当日、あたしのスマホに電話がかかってきた。



相手はみいちゃんからだった。





敦「どうしたんだろ…?」





とりあえずあたしは電話に出てみることにした。





敦「もしもし?みいちゃん?」

峯「もしもし!あっちゃん!?たかみなのやつ疲れが溜まりすぎて倒れちゃったんだ!熱も出てて…!あっちゃん、今空いてる?よかったら迎えに来てくれないかな…?」

敦「うん、行くよ。今どこ?」

峯「場所はね…」





あたしはみいちゃんからみいちゃんたちが今いる場所を聞き出し…





敦「みいちゃん、たかみなは…?」





しばらくして、たかみなたちのいる場所に到着した。





峯「相当しんどそうにしてるよ…たかみなん家まで運んでくよ!」

高「1人で、行けるって…」

敦「いいから…たかみなにだめって言われても運んでくからね。」





みいちゃんと一緒にたかみなのことをたかみなの家まで運んでくことにした。



数分後…





敦「たかみな、着いたよ。もうちょっとだけ頑張ってね。」





たかみなの家に着き、たかみなをベッドまで運び寝かせてあげた。





高「ごめん…」

峯「あっちゃん…実は私、この後用事あってさ…たかみなのこと、お願いしていいかな…?」

敦「うん、任せといて。」

峯「ありがとう。んじゃ、またね。」





たかみなのことをみいちゃんに任された後、みいちゃんは家から出て行った。





高「敦…子…」





意識がもうろうとしてるはずなのに何か伝えようとしているたかみな。





敦「たかみな…あんた頑張りすぎ。だから、今日ぐらいゆっくり休んでて。」

高「う、ん…」





だけどたかみなにあんまり無理させたくなくて、あたしはたかみなに休むことだけを考えてと言うことにした。





敦「何かあったらあたしに言うんだよ。今日は、傍にいるから…」

高「うん…zzz…。」





今のあたしの言葉で安心したのかな?



たかみなはすぐに深い眠りに就いた。



あたしはたかみなの近くに布団を敷き、いつでもたかみなのわがままに対応できるように準備を整えることにした。



次の日…





高「う〜ん…」





たかみなが目を覚ました時にはあたしは既に目を覚ましていて、あたしはたかみなのためにおかゆを作り上げたとこだった。





敦「たかみな、おはよう。体調どう?」

高「あっ、うん…大分良いみたいだ…」





たかみなの今の表情を見た限り、どうやら嘘はついてないみたい。





敦「そう…けどまだ無理しちゃだめだよ。とりあえず、おかゆ食べちゃってよ。それとも…食べさせてあげる?」

高「いや///自分で食べるっす…///」





予想通りの反応♪(笑)



けど頑張りすぎてるたかみなのために、こっちも引き下がるつもりはない。





敦「そう言うと思ったよ。けどだ〜め♪頑張りすぎた分、今日という今日はあんま頑張んないように。…はい、あ〜ん♡」

高「…///」





パクっ。



観念したみたい(笑)



あたしはたかみなにおかゆを食べさせることに成功した。





高「…そういや敦子、風邪、移ってない?」

敦「あたしは大丈夫だよ。」





無理もない。



なぜならたかみなの風邪は、みいちゃんに移ってしまったからである…



そのことをあたしたちが知ったのはもうしばらく後のことだった…



みいちゃん、お大事に…





〜fin〜
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