あつみな小説

□お前、バカか!
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あたしは前田敦子。
今日はたかみなと一緒に映画を見に行った。


デートで映画を観に行くことを決めていた。



でも…



今日はいまいち体調がよくなかった。


高「あのラストは予想外だったなぁ〜。」

敦「…うん、そうだね…」



あぁ…


だめ…


もう限界かも…



そんな時、


あたしはたかみなに顔を覗き込まれた。


高「…ちょっとおでこいい?」

敦「え…」


たかみなはあたしのおでこに手を触れてきた。


高「…やっぱり。すごい熱だ!もしかして、朝から熱あったのか?」

敦「…ちょっと調子悪いなって思っただけで…」

高「どうして来たんだよ…キャンセルすればよかったのに。」

敦「だって…たかみなとデートするの楽しみにしてたから…」

高「お前、バカか!」


バカ…か。


たかみなに怒鳴られちゃった。


確かにバカかもね…。


でも、


あたしの事を心配してくれているのはすごく伝わった。


高「とにかく家に帰ろう!今タクシー呼んでくるから!」


その後、たかみなと一緒にタクシーに乗り、あたしの家に向かった。



家に着いた後、たかみなはあたしを支えながらベッドまで運んでくれた。


敦「好きな所座って…」

高「私のことより、早く横になりなって。」

敦「うん、ごめんね…」


あたしは謝りながら体を横にした。


高「どう?少しは楽になった?」

敦「…。」


ちょっと記憶を無くしてたから覚えてないけど、あたしはこんな行動を取ってたみたい。


高「え?」


あたしはたかみなの腕を掴んでいた。


敦「あたしを…1人にしちゃ、やだ…」


寝言を言った後、たかみなはあたしの頭をなでてくれた。


敦「ん…」

高「あ、ごめん、起こしちゃったかな?」

敦「ううん、大丈夫。むしろ…ありがとう。」

高「え?」

敦「頭なでてくれて…。」

高「いいって、それくらい。」

敦「…あたしね、不安だったの。今日会わなかったらなんだか会えなくなるような気がして…」

高「おいおい、そんなわけないだろ。やっぱお前、バカだよ。」

敦「…じゃあさ、何か証拠見せてよ。」

高「…なら、これでいいかな?」


たかみながあたしの唇にキスをしてきた。


敦「ちょ…///」

高「これでどうかな?」

敦「風邪うつっちゃうよ?」

高「いいよ、うつしちゃいなよ。私は元気な敦子が見たいから。その為なら何だってしてやる。それに、何とかは風邪ひかないっていうだろ?」

敦「…バカは風邪ひかない。」

高「そうそう!私はバカだから大丈夫…って誰がバカやと!」


たかみなが1人でノリツッコミをやりだした。


しかも最後何で関西弁なの?


敦「たかみなが言いだしたんじゃん…もう、面倒くさいなあ…。」

高「ははっ。その通りだ。」

敦「…もうしばらく、頭なでなでされたい///」

高「うん、いいよ。てか、今日ずっと居てやるよ。だから、明日から元気な姿を見せてくれよ。」

敦「うん///」


その日、たかみなはずっとあたしの側に居てくれた。


あたしの為に色々してくれた。



翌日、あたしの体調はすっかり良くなった。


ちなみにたかみなにあたしの風邪うつらなかったよ♪


バカだから、うつらなかったのかもね〜♪



fin
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