あつみな小説
□誕生日サプライズ(たかみな)
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陽「ふう〜、着いた。」
友「敦子も待っているし、早くレストランの中に入ろう。」
私は高橋みなみ。
敦子と付き合って3年ぐらい経つけど今日は私の他に敦子、にゃんにゃん、ともと一緒に予約していたレストランで晩ご飯を食べることになっていた。
んで、今にゃんにゃんとともと一緒にレストランに向かって着いたってわけ。
敦子をあまり待たせるわけにもいかないから早いとこレストランの中に入ることにした。
ドアを開けた途端…
パンッ!
クラッカーの音が鳴った。
敦・陽・友「誕生日おめでとう!」
高「…そっか、今日私の誕生日だった。」
敦「まあ早く座ってよ。」
私は敦子の言う通り席に座ることにした。
しばらくして料理がきた。敦子が注文してくれていたのである。
でもその中には…
高「…敦子、これトマト入ってるじゃん。私トマト嫌いなの知ってるっしょ。」
敦「知ってるよ。でも今日はトマト食べないとケーキあげなーい。」
高「んな無茶な!?敦子の鬼ー…。」
敦「まあたかみながそう簡単に食べてくれるとは思えないからね〜。でも今日は絶対トマト食べさせるから。だから…にゃんにゃん、とも、あたしがいいと言うまで向こう向いててくれる?///」
んっ?何で頬を赤らめるんだ?一体何する気なんだ?敦子は。
陽「何で〜?」
敦「いいから…///お願い///」
友「…友、敦子がこれから何するのか分かったかも。陽菜、向こうの方向いていよう///」
陽「う〜ん…しょうがないなあ。でも本当に何で〜?」
敦子の指示通り、にゃんにゃんとともは向こうの方を向いた。
それから敦子はトマトを口の中に含み、顔を私に近づけてきた。よく見ると敦子の顔は真っ赤になっていた。
すると…
高「…!///」
何と敦子は口の中に含んでいたトマトを私の口の中に舌を使って入れた。
口移しのトマトって奴?
気がつけば私はトマトを飲み込んでいた。なるほど、絶対にトマトを食べさせる作戦とはこれのことだったのか…///
高「こんなの…ずるいよ///」
敦「んじゃあ、トマトも食べてくれたことだし、ケーキ用意するか。あっ、もうこっち向いていいよ。」
にゃんにゃんとともは私たちに視線を戻した。敦子は美味しそうなケーキを用意してくれた。
敦「口直しの時間だよー。たかみな、あーん。」
高「ちょっと敦子///恥ずかしいよ///みんな見てるし…///」
敦「じゃああげない。」
陽「たかみなのいくじなし〜。」
高「い、いくじなしで悪かったな!食べりゃいいんだろ///食べりゃ///敦子…あーん///」
敦「はい、あーん♪」
パクッ。
敦「どう?美味しい?」
高「…うん、美味しいよ。色んな意味で…///」
友「たかみな、聞いてるこっちが恥ずかしくなってきた…///」
敦「じゃあ今度は、さっきトマト食べさせた時と同じやり方で食べさせよっか?///」
高「…うん///」
何だか気恥ずかしい誕生日になっちゃったなあ///
でも色んな意味で美味しい誕生日になったから良しとしよう。
敦子、ありがとう。
大好きだ。
fin