あつみな小説

□夏のデブは暑苦しい!
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ある日の夏の夜。





体重計とにらめっこしている少女がいた。



?「マ、マジスカ…」





少女の名はたかみな(高橋みなみ)。





たかみなは太ってきたことに頭を悩ませていた。





高(みいちゃん(峯岸みなみ)の言う通り、最近太ってきたとは思ってたけど、まさかここまでとは…)





たかみなは体重計から降りた。



高(3カ月前まではまだそうでもなかったのに…多分運動不足と食べ過ぎが原因だろうな…)





高「下手すっと、中年みたいになっちゃうよ…」








少し前の出来事…








峯「ねえ、たかみな。」

高「どったの?」





2人は学校の教室で話をしていた。


2人は秋葉原高校1年生の生徒である。



峯「最近、太ってきたっしょ?」

高「なっ…!…と言いたいとこだけど、実は私もそう感じてるんだ…」

峯「…このままだと、今年の夏もモテないし、誰ともお付き合いできずに終わるよ?」

高「みいちゃんにモテないだなんで言われたくないっつーの。」








…ということがあったのである。




高「夏が来るよなぁ…」



たかみなはお腹の肉をムニュッ、と掴んだ。



高(このままじゃ、この夏も恋人なんて期待できないよなぁ…)

高「ハァ…」



たかみなは今の体型の悪さにため息をついた。



高(モテたいなんて高望みはしない…でも、恋人がいる青春を送りたい…)





バッ!





高「…よし、決めた!」





たかみなは立ち上がり、自分の部屋に行き、引き出しを開けて、紙とサインペンを取り出した。





?「ちょっとみなみ、騒がしいけど何かあったの?」

高「何でもないよー!」



たかみなに話しかけたのは母の麻里子(篠田麻里子)である。


麻「そう?ならいいけど…」



麻里子はたかみなの部屋から離れていった。





その後、たかみなはペンで紙に字を書き始めた。





高「…できたー!」





たかみなはその紙をセロテープを使って紙に貼った。



高「うん、これでいい♪」





紙にはこう書かれていた。








『夏のデブは暑苦しい!』





高「我ながらデブの気持ちの急所を突く鋭いコピーだ!」








それから少しして、たかみなは寝ることにした。





高(とにかく、明日からはダイエットだ♪ちょうど夏休みに入るし♪)





たかみなは明日のことを考えながら眠りに就いた。



つづく
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