あつみな小説

□好きな人を…
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時をさかのぼること2年前の12月20日、たかみな(高橋みなみ)には半年前からお付き合いしている人がいた。こじはる(小嶋陽菜)である。2人はクリスマスに一緒に家でご飯を食べる約束をしている最中だった。


陽「私たちって付き合って半年になるんだね〜。」

高「うん、そうだね。」

陽「そこで、付き合って半年の記念ってことでクリスマスにたかみなにご飯作ってあげようと思ってるんだ〜♪」

高「えっ、本当に!?にゃんにゃんが作ってくれるの!?嬉しいな〜!やろうよ、クリスマスパーティー!」

陽「じゃあクリスマスに私の家に来て。」

高「うん、行く行く!ぜぇったい行く!」

陽「うん、決まりだね♪」


ちなみにたかみなはこじはるのことをにゃんにゃんと呼んでいる。こうして2人はクリスマスにこじはるの家でご飯を食べる約束をしたのである。だが、これが2人の最後の会話になるとは誰も予想していなかった…

その日の夜、家に着いたたかみなはテレビをつけた。するとニュース番組で速報がちょうど入ったのである。


男「えー、ただいま速報が入りました。20時18分ひき逃げ事件が発生しました。車にひかれたのは小嶋陽菜さんです。」

高「えっ…」


あまりにも突然すぎる話にたかみなは驚きを隠せない。たかみなはこじはるの携帯に電話をした。だが繋がることはなかった。


高「嘘でしょ…、嘘だって言ってよにゃんにゃん!」


その後、こじはるは病院に運ばれたが病院に着いた時には力が尽きていたのである…。こうしてこじはるは12月20日に帰らぬ人となってしまったのである…



つづく
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