あつとも小説
□俺が守ってみせる
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ともちん♂化(板野友哉(いたのともや))
〜ともちん(友哉)side〜
麻「もうすぐ着くぞ〜。」
友「あぁ…」
陽「ふわぁ〜…眠いなぁ〜…」
俺、板野友哉は、今年度から秋葉原高校へ新入生として通うことになっていた。
俺の地元は東京じゃねえんだけどよ、親父…
麻里夫の仕事の都合上、地元を離れて秋葉原高校に通うことが決まっちまったんだ。
んで、俺は今、親父に新居まで車で乗せてもらってるって訳だ。
実家から大体2時間くれえってとこか?
麻「う〜し、着いたぞ♪」
出発し始めて大体2時間後、俺たちは新居の前に到着した。
今日から新しい生活が始まるってわけか…
めんどくせえな…
何せ、知らねえ顔ばっかなんだからよ…
陽「ふわぁ〜…やっと着いた〜…」
こいつは俺の母さんである陽菜。
スタイル良くて美人っちゃあ美人なんだけどよ…
天然なとこあっから時々『おいおいしっかりしてくれよ』って思っちまうこともある。
親父もスタイル良くてイケメンなんだけど…
たまにいじわるな一面を見せたり、俺を困らせるような発言をすることがあっからな〜…
見た目は良いとして、中身がちとめんどくせえんだ。
そう、俺はこの2人の間に生まれてきたガキってわけさ。
けど、俺にはある悩みがあってな…
まず1つ、親父も母さんも身長が高めな以上、普通なら俺もそれなりに身長はあるはず。
でも実際はどうだ?
俺、あんま身長ねえんだよなぁ…
…何でだ?
そんでもう1つ、俺は野郎のくせに、よく女として間違えられちまうんだ。
ハァ…
どうせならもっとちゃんとしたイケメンてして見られてえんだけどな…
麻「寝たい気持ちは分かるけど、まずは近所の人たちに挨拶しに行かないと。」
陽「しょうがないなぁ〜…じゃあ行こっか♪」
麻「よし、ともも行くぞ〜。」
友「ハァ!?俺も行くのかよ!?」
麻「当たり前だろ。」
友「めんどっちいなぁ…」
面倒だけど、俺は親父たちと一緒に、近所に挨拶しに行くことに…
麻「前田さん、か。」
ピンポーン。
この時点では思いもしてねかった。
この出会いが、俺にとってすっげー大事なもんになるってことを。
つづく