あつとも小説
□余命残りわずかと宣告された生徒
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友(今日から高校の教師かぁ…緊張するなぁ…)
今日から秋葉原高校の新人教師であり、臨時教師でもある板野友美は、期待と不安を胸に学校へ向かっていた。
途中…
友(コンビニだ。お昼のお弁当買ってこっと。)
友美は学校近くのコンビニに立ち寄り、昼食用のお弁当を買っていくことにした。
友(塩唐揚げ弁当…しかもゆず塩。これ気になるなぁ〜♪)
友美はゆず塩唐揚げ弁当を買うことにし…
友(コーヒーも買ってこっと。…WANDAモーニングショット♪)
コーヒーも買うことにした。
友(げ〜つよう〜びからガンバレっバレ〜♪)
友美はゆず塩唐揚げ弁当とコーヒーを手に取り、レジに並ぶことにした。
店員A「いらっしゃいませ。お弁当温めますか?」
友「いえ、いいです。」
店員B「ポイントカードお持ちですか?」
友「いえ、持ってないです。」
店員C「お作り致しましょうか?」
友「いえ、大丈夫です。」
この時、友美の中である疑問が出てきた。
友(あたし1人相手するのに店員多すぎない…?)
店員D「お会計700円になります。」
友(今は気にしないでおくか…って700円無いや。)
友美は1,000払うことにした。
店員E「1,000円お預かりします。」
店員F「300円のお返しです。」
友(いやいや、お預かりとお返しくらい1人でやろうよ…)
友美は違和感を感じつつ、300円受け取った。
店員G「ありがとうございました。」
店員H・I・J「またのお越しをお待ちしております。」
友(絶対店員多すぎる…)
友美は頭を抱えながら店を出ようとした。
だがその時…
友(ん…?)
1人の女子生徒が店員に取り押さえられているところを見かけた。
友「あの…どうかしたんですか…?」
とりあえず友美は店員に事情を聞いてみることにした。
店員「こいつが万引きしたんですよ。」
友「えっ…?」
女子生徒は万引きをして店を出ようとしていた。
友(そういえばこの制服…)
友美は女子生徒の制服に見覚えがあった。
そして友美は…
友「あの…恐らくうちの生徒だと思います。あたしが代わりに代金お支払いしますのでお許しください。」
女子生徒の代わりに代金を支払うことにした。
店員「え…?」
友「後できつく言っておきますので、どうか、お願いします…」
店員「まぁそこまで言うのでしたら…では、後のこと、よろしくお願いしますね。」
友美が代金を支払っている間に、女子生徒は足早にコンビニを出て去って行った…
友(そういえばあの子、悲しい目をしてたような…あたしの気のせい…?)
友美はコンビニを出て行った女子生徒のことを気にしつつ、気を取り直して学校へ向かうことにした…
つづく