ゆきれな小説
□目の奥が…
1ページ/2ページ
私は松井玲奈。
私はOLの仕事をしていて、今日はいつもの職場とは違う所で今期の経営方針発表会というものが行われていた。
私は上司の車に乗せてもらい、例の会場に着いた。
発表会は第1部と第2部に分けられていて、第1部は色んな人たちのお話を聞くことになっていて、第2部は私たちが今年1年間の目標を発表することになっている。
第1部で色んな人たちのお話を聞いている最中、私は…
カクンッ。
玲「…!?」
私は眠気と闘っていて、一瞬意識を失い、体が左側へと傾いてしまった…
クスクス♪
私が一瞬意識を失ったせいか、どこかから笑い声が…///
多分、笑い声は後ろから聞こえてきたものだと思う。
第1部が終わり、15分間の休憩時間に入った。
その時…
由紀「…ねえ、玲奈ちゃん。」
先輩であり、恋人でもある柏木さんに話しかけられた。
玲「はい?」
由紀「…途中、寝なかった?」
玲「はぅぅっ!?」
ば、バレてる…
そういえば柏木さん、私の隣だったな。
席。
玲「は、はい…一瞬意識を失っちゃいまして…笑い声が聞こえるなとは思ったんですけど…まさか柏木さんにバレてるとは思っていませんでした…」
由紀「ふふっ♪コーヒーが出るし、それ飲んでちゃんと休んどこ♪」
休憩時間が終わり、第2部が始まった。
第2部では私たちが今年1年間の目標を発表した。
すごく緊張したけど、私は何とか乗り切り、みんなも順調に発表を終えることができた。
発表会が終わり、食事会が始まり、私は時々何人かの人たちの分も取り分けた。
由紀「おぉ〜♪玲奈ちゃん、いい気づきだね〜♪」
玲「た、たまたまです///」
こうして食事会を終え、私たちは上司に乗せてもらい、帰るために一度会社まで向かうことに。
柏木さんは真ん中の座席に。
私は1人、後ろの座席に座っていた。
ところが途中…
玲「うぅ…」
私は気分が悪くなってしまっていた。
実は…
発表会の途中から目の奥が重くなってしまい、具合が悪くなっていたのである。
ご飯は普通に食べれたけど、乗せてもらっている間、私は吐き気と闘っていた。
しばらくして…
私たちは会社に着いた。
私は車を降り、すぐ近くに座れる所があったのでそこに座った。
由紀「玲奈ちゃん、どうしたの?」
柏木さんが私の異変に気づき、すぐに駆けつけてくれた。
玲「はい…ちょっと、目の奥が重くて…ちょっと、具合が…ハァ、ハァ…」
由紀「…ちょっといい?」
柏木さんは私のおでこに手を当ててきた。
由紀「熱はないね。多分、風邪じゃないとは思うんだけど…とにかく、今日は早く帰って休んだ方がいいね。」
玲「はい…」
由紀「一緒にタクシーに乗って帰ろう?」
玲「え?でもそれじゃ迷惑かけちゃいます…」
由紀「いいから。ほら、行くよ。」
こうして私は柏木さんと一緒にタクシーに乗って自宅に帰ることになった。
数分後、自宅に着き、私は柏木さんにベッドまで運んでもらった。
玲「すみません…」
由紀「いえいえ♪今ポカリ持ってくるね。」
柏木さんはポカリを取りに行き、少しして、柏木さんはコップとストローを持ってきてくれた。
由紀「はい♪今日は私が飲ませてあげるね♪」
玲「い、いえ///自分で飲めます…///」
由紀「遠慮しないで♪ほら♪」
玲「…///」
少し恥ずかしかったけど、私はストローを使って柏木さんにポカリを飲ませてもらった///
玲「あ、ありがとうございます…///」
由紀「いえいえ♪他に何かしてほしいことないかな?今日という今日は甘えちゃって♪」
玲「で、では…」
私は柏木さんの手を掴んだ。
玲「わ、私が寝付くまで、傍にいてください…///」
由紀「うん♪」
そう言って、私は寝付くまで柏木さんに傍にいてもらいました。
翌日…
私は柏木さんから意外なことを聞きました。
私が眠っている間、柏木さんは私のことが可愛く見えすぎて襲いたい衝動に駆られてたみたいだけど、具合悪くしている人を襲うわけにはいかないということで、必死に抑えてたみたいです///
あ、危なかった…///
〜fin〜