さえれな小説
□突然のめまい
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私は松井玲奈。
栄高校2年生の生徒。
私は今、恋人の佐江ちゃんと登校している最中だった。
佐「後、1週間後に始まる体育祭楽しみだな〜♪」
そう、
私たちの学校では1週間後に体育祭が始まるのである。
玲「ふふっ、気合い入れるのはいいけど、張り切りすぎないでね♪」
佐江ちゃんは体育祭に向けての練習を怠らない。
いつか倒れてしまうんじゃないかと不安になるくらい。
佐「気合いを入れないわけにはいかないよ♪良い結果残したいからね♪」
そんな時…
佐「あれ…?」
佐江ちゃんが突然ふらついた。
玲「佐江ちゃん危ない!」
私は急いで佐江ちゃんを支えた。
玲「大丈夫?」
佐「う、うん…ちょいとめまいしただけだよ…大丈夫…」
佐江ちゃんは大丈夫と言ってるけど顔色が良くない。
玲「本当に大丈夫?ちょっとおでこ貸して?」
私は佐江ちゃんのおでこを触った。
かなり熱かった。
試しに首回りも触ってみたけどそこも熱かった。
玲「…大丈夫なわけないでしょ!今日は無理せず帰って休もう?」
佐「何言ってんだよ…!体育祭のことがある中でそんなこと…」
玲「ちゃんと治さないと実力出せないよ。ちゃんと休むことも大切だよ。ほら、家まで帰ろう?」
佐「ちょっと、それじゃ玲奈が…」
玲「今日学校休む。佐江ちゃんのこと放っとけるわけないでしょ。」
佐江ちゃんの腕を私の肩に回しながら佐江ちゃん家へ向かった。
少しして…
佐江ちゃん家に着いた。
玲「ほら、大丈夫?」
佐「うん…早速寝させてもらうよ…」
佐江ちゃんはベッドの上で横になった。
佐「…いっつもだったら、佐江が玲奈の看病をしてるんだけどなぁ…」
そう、
いつもなら私が佐江ちゃんに看病してもらうことが多い。
でも今回はいつもと逆である。
玲「うん、だから今日は私が色々してあげるね。熱さまシートとか用意するね。」
私は熱さまシートや氷を用意した。
玲「はい、しばらくしたら何か作ってあげるね。」
佐「あんがと…。」
しばらくして…
私はおかゆを作ってあげた。
玲「佐江ちゃん、あ〜ん。」
佐「い、いいよ///自分でできるって…」
玲「無理しないで。あ〜ん。」
パクッ。
佐「…うん、美味しい。恥ずかしいけど…///」
玲「実は、私も…///」
さらにしばらくして…
夜になっていた。
いつの間にか眠りに就いていたのである。
玲「ふぁぁ…寝ちゃってた…。」
佐「佐江の看病してくれてたからね。大分落ち着いてきたよ、風邪の方。」
玲「本当に?よかった…でもね、してほしいことあったら、言って?」
佐「うーん…手握っててほしいな。」
玲「うん。」
私は佐江ちゃんの手を握りしめた。
しばらくして、佐江ちゃんは眠りに就いた。
玲「今日は、ずっと居ようね。」
私は佐江ちゃんの手を握りながら隣で眠りに就いた。
〜fin〜