あつゆう小説

□ラブ握りしちゃえ〜♡
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あっちゃん=一般人
優子さん=AKBメンバー








あたし、前田敦子は今、街中をぶらついていた。



だけど、ただぶらついているわけではない。





優「ひゃあ〜、人がいっぱい♪」





そう…



あたしは今、国民的アイドル『AKB48』のメンバーの1人である大島優子と一緒に街中をぶらついているのである。



しかもあたしたち、付き合ってるんだよねぇ〜。





敦「うん、休日だからかな?しかもカップルばっか…」

優「ほんとだ〜♪(笑)」

敦「…あっ、サングラスでもかけてた方いいんじゃない?」





実は…



AKBファンのみんななら知ってるだろうけど、AKBには『恋愛禁止条例』ってのがあって、ルールを破った者には何らかの罰が与えられてしまうみたい…



しかも優子の知名度は高いからなぁ…



そこで、あたしはは正体がバレないよう優子にサングラスをかけることを勧めてみることにしたんだけど…





優「うーん…どうしよっかなぁ…?でも散歩してるだけだし…」





優子は『散歩してるだけ』と言いながら変装をせず、街中をぶらつくことにしちゃったんだ。



でもなぁ…





敦「大丈夫なのかな…?」





どういうわけか、最近の…



特に若者世代の間では同姓同士でも『この2人CPにしか見えない(笑)』なんて言う人も多くて…



思わずあたしは『大丈夫なのかな…?』なんて本音を漏らしてたんだ。





優「心配ないない♪バレたら、逃げりゃいいんだし♪」





いやいや優子、あなたは速いけど、あたし走るの遅いですからね?





優「あっ、でも〜、あたしたちもCPに見られちゃうかも?(笑)うふふ…♪」

敦「冗談やめてよ…」





何かあったら多分あたしも被害喰らっちゃいますよ?



優子さん?





優「え〜、いいじゃん♪」





良くないって…



あなた、もうちょっと自分の立場考えようね?





優「みんないいなぁ〜…あたしも手とか繋ぎたいなぁ…」

敦「…はい?」

優「ねえあっちゃ〜ん。」





優子さん、どうしてあたしの背中にスリスリしてくるのでしょうか?





優「お願〜い。」





そのお願いの意味が分からないほどあたしはバカじゃない。



でもなぁ…



ここで甘えられるっつーか…



構って攻撃はやめてほしいなぁ…





優「お願い…」





…しょうがない。



そっちがそう来るならこっちは…



ギュッ。





優「わぉ!?…積極的〜♪」





黙っていきなり手を握ってやろう。



そうすればきっと驚かすことができるだろう。



結果、あたしの思い通りに事が進んだ。





敦「嫌なら…離すよ?」

優「もう遅いよ〜♪えへへ…♪離されないように、ラブ握りしちゃえ〜♡」

敦「ラブ握り…?」

優「今日1日、さくらんぼで♡」

敦「…しょうがないなぁ///」





こうしてあたしたちは今日1日、手を繋ぎながら歩き回りましたとさ♪





優「あっちゃん…ありがとね♡」





〜fin〜

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