じゅりれな小説中編

□余命残りわずかの生徒
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珠理奈先生×玲奈生徒





今日は秋葉原高校の入学式。



今日から秋葉原高校へ赴任することになる新人教師、松井珠理奈は期待と不安を胸に学校へ向かっていた。


珠(今日から学校の教師か、緊張するな。)


珠理奈先生は学校近くのコンビニに立ち寄り、朝食を買う事にした。


店員「いらっしゃいませ。」

珠(おにぎりとサンドイッチにするか。)


珠理奈先生は商品を手にし、レジへ向かった。


店員「いらっしゃいませ。おにぎりの方が105円。サンドイッチの方が210円。お会計315円になります。」


珠理奈先生は1000円払った。


店員「1000円お預かりします。685円のお返しです。ありがとうございました。」

珠(後は食べながら行くか。あっ、コーヒーでも買っておくべきだった…。ま、いっか。)


珠理奈先生は店を出ようとした。



その時、


店員「おい、君!」

珠(ん、何だ?)


1人の女子高生が店員に取り押さえられていた。


その女子高生はもやしのように細く、髪を茶髪に染めていた。


珠「あの、どうかしたんですか?」


珠理奈先生は気になって店員に声を掛けた。


店員「こいつが万引きしようとしたんですよ。ほら、今取ったもの出せ。」

珠「あの、あたしが代金お支払しますから許してやって下さい。お願いします。」

店員「まあ、お支払してくれるんでしたら…。おい、2度とやるなよ。」


女子高生は足早にその場を去っていった。


珠(あの子、何か暗い目をしてたような…何かあったのかな?)


珠理奈先生は何故か暗い目をした女子高生の事が気になりつつも学校へ向かった…。



つづく
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