ちんぱる小説

□ホワイトデー
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私は島崎遥香。

秋葉原高校の生徒の1人で今は高校1年生。

今日は3月14日。3月14日といえばホワイトデー。

私はバレンタインの日に板野さんにチョコと「好きです。」と書いた手紙を渡したんだけどそれから約1カ月、これといって何の進展もなくホワイトデーを迎えてしまった。



そして昼休み、私は由依と話をしていた。


由依「今日ホワイトデーやな。」

ぱ「う、うん、そうだね。」

由依「あれから板野さんとはこれといって何もないんか?」

ぱ「うん、特には…。」

由依「よし、今日返事聞きに行くで!まだ返事聞いてないんやろ?」

ぱ「えっ、でも…。」

由依「でもやない!せっかく勇気出して告白したんやから聞かな損やで!それにきっと板野さんもぱるるのこと良く思ってくれとるで!大丈夫や、今回はあたしも一緒に行くから!」

ぱ「う、うん、分かったよ…。」


そして放課後、私と由依は廊下の曲がり角で待ち伏せをしていた。


由依「いよいよこの時がきたで〜。」

ぱ「ど、どうしよう…私、早く帰りたい…。ねえ由依、私もう帰っていい?」

由依「ちょ!?ここまできてそれはあかんよ!?…って、このセリフバレンタインの時も言うた気がするわ。」


由依、応援してくれてるのか、面白がってるのかよく分かんないよ…。でも、私が板野さんにチョコと手紙を渡せたのは由依が私の背中を押してくれたから。だからここまできたら私は…


由依「あっ、板野さん来たで、ほな行くよ。」

ぱ「う、うん。」


私と由依は廊下の曲がり角から飛び出した。


由依「板野さん、ごぶさたしてます〜。」

ぱ「あ、あの…お久しぶりです、板野さん。」


うわ〜、やっぱり緊張する…。


友「ぱるちゃん、由依も久しぶりだね。友ちょうどぱるちゃん探してたんだ。これ渡そうと思って。」


私は板野さんからクッキーと手紙を受け取った。


ぱ「本当に、いいんですか?」

友「うん、もちろんだよ。」

由依「早速開けてみてもいいですか?」

友「うん、いいよ。」

ぱ「ちょっと、何で由依が聞くの?」

由依「まあええからええから、はよ開けてみよ!」


私は中身を開けてみて手紙を読んだ。手紙には「好き」の言葉とメアドが書かれていた。えっ、本当にいいの!?


ぱ「板野さん、本当にメアド交換しちゃっていいんですか?」

友「うん、ぱるちゃんこれからもよろしくね♪」

由依「やったやんぱるる!」


こうして私は板野さんと正式にお付き合いすることになって毎日がすごく楽しい。由依、最後までありがとう!おかげで私は今、すごい幸せだよ!



fin
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