禁断のdispareネックレス

□そして歯車は回り出す
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 ガタンガタン ゴトンゴトン
"電車。電車は線路の通りにしか走れない。誰かに支配されている。……ずっとこの部屋に閉じ込められている僕と一緒"
プラレールの玩具の線路を走る玩具の電車を見ながら千鶴は紙にそう綴った。どこかで誰かが見てくれているような気がして……声が出せない千鶴はよくそうやって書き込んでいた。
"明日の11月28日夜9:32:20、未来の僕の家庭教師が禁断のネックレスを拾うんだって"

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