Something
□気まずい空間
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ユノ『何で無視して家に帰ってんだよ。』
不機嫌さに更に拍車がかかっている。連絡を見てなかったなんて笑ってごまかそうとたら、余計立場が悪化した。
ユノ『お前、ドンへのメールは返しただろうが。』
名無し『!!』
ユノ『俺を騙すなんて早いよ。それより呑め。』
差し出された瓶からコップに注がれるお酒。無言でタクシーに乗せられ数分前に着いたのは昨日も来た個室。呑むのを躊躇えば『チャンミンとなら呑むのに俺とは呑めないのか?』と圧力。
名無し『あ、あの…』
ユノ『ん?』
名無し『今日マネージャーさんは?』
ユノ『マネージャーだって休ませなきゃだろ。今は完全プライベートだよ。』
つまりユノと2人ということらしく、私は昨日のこともあって警戒して呑み始めた。
ユノ『昨日チャンミンと何かあったか?』
思わず身体がビクッとした。チャンミンの名前を聞いて私は動揺した。
名無し『ど、どうして?』
ユノは少し悲しい顔をして『泣いたみたいだから』と言った。
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