Something
□欲しい物
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そろそろヒョンと仕事に行く準備をしないと間に合わない。なのにヒョンの部屋にはあの女が居てヒョンはいつも俺にこの手の始末をさせるんだ。
ガチャ
ドアを開けたら女は支度を済ませてて、ヒョンの部屋に飾ってある写真を手に取って眺めていた。
チャンミン『写真戻せ。』
女『あ、ごめんなさい。』
女は俺の声の低さに驚いたようだ。すぐさま写真を戻した。
チャンミン『そろそろマネージャーが来るんだ。だから帰ってくれませんか?』
女『そうなの?じゃあ帰らなきゃ。ねぇ…』
女は背伸びして俺の首に手を回す。耳元に顔を近づけて囁く。
女『昨日良かったわ。チャンミンまた私と会ってくれる?』
メスの部分がまた顔を出す。俺は女の身体を壁に押しつけた。
チャンミン『それはユノヒョンより俺が良いってこと?』
女『んー、どうだろ?』
女は俺を笑いながら見た。ドアを開けて女の手を引く。
女『えっ?!』
俺は玄関まで手を引いてドアを開け、バックを放り投げ女を追い出した。
チャンミン『誰がお前を本気の相手にするか。消えろ。』
ドアを閉めて俺とヒョンだけになった家は清々しい。ゲストルームにいるヒョンに女帰ったことを告げ、俺は再びヒョンの部屋に行った。女が見ていたのはデビュー間もなかった5人の俺たちの姿。
チャンミン『………。』
見るのが苦しくて俺は写真を伏せた。
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