Something

□暗闇の音
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その日私は疲れていた。やっと作品を送り出して、グッバイステージを見守った。今回は特別。この曲は彼らの10周年記念だったから。悪い男とは縁遠い彼らのコンセプトと思っていた。



その時までは…



名無し『…んっ』



見たことのない天井。手を伸ばしたら、ふかふかの白いシーツ。私が目を覚ましたのは見覚えのないベッドの上。



名無し『あれ?あたし…』



記憶を辿ったら、東方神起とスタッフ一同で打ち上げをしたところまでは記憶がある。



名無し『やっちゃった…』



時々呑んでは寝てしまうから、東方神起のマネージャーにお世話になるんだ。部屋の時計を見たらちょうど4時で、今からまた家に帰れば2時間は寝れると私は部屋を出た。



キシッ…



廊下をそっと歩く。きっと東方神起の宿舎だ。毎回そこに連れて寝かせてくれたから。彼らを起こさないように、そっと注意して歩いたら、明かりの漏れる部屋があった。



名無し『えっ…』



慌てて私は自分の口を手で塞いだ。







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