LUCE

□たった1人の弟子
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無事チェックインを終えて車で今日の世界大会の会場へ向かう。




「マスター。場所わかるの?」

「おいルカ!俺をなめんなよ」



そのぐらいわかっとるわ!
その後もルカに何度か不安がられたがちゃんと会場入り出来た。
まぁ、俺もこのぐらいは余裕だがな。




「おー!結構大きいねー」

「そうだなー。今日は沢山カメラも来るってさ。」



踊る会場をルカと見学。
っていうか、視察か。
お、ルカと対戦するやつ、結構手強そうじゃん。
見た目だけね。




体格のいい黒人とか、身のこなしの軽そうな奴とか、結構いる。
そういや、大会の主催者は今年は強豪が揃っていて見応えあるとかなんとか言ってたな。



「まぁ、強豪とか関係ねーけど」

「ん?マスター何か言った?」

「いや、なんでもねーよ」



そう?と首を傾げるルカ。
こいつにかなう奴はそうそういねぇだろ。
なんたって俺のたった1人の弟子だからな。
そう思ってルカの頭をグリグリ撫でてやった。
危うくサングラスが取れそうになって焦るルカ。




「ちょっとマスター!危ないじゃん」


「はははっ!悪りぃ悪りぃ」




本当、可愛いやつ。
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