LUCE

□伝説のダンサー?
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〜数日前



「おはようございます!HIROさん!」

「おはようございます!」


何時ものようにLDHに出社した俺に社員の皆は元気よく挨拶をする。そんな挨拶に返事をしていると、廊下の向こうから啓司と哲也が歩いてきた。何時もなら直ぐに挨拶するはずなんだけど、どうしたのか今日は違う。2人ともなにか真剣に話しているようだ。


HR「おはよう、2人とも」

TY&KJ「「あ!おはようございます!HIROさん」」

HR「どうかしたのか?めっちゃ話してたけど」

TY「あ、いえ。そんなに大切な事じゃないんですけど…」

HR「いいよ、話して」

KJ「伝説のダンサーの話をしてたんですよ」

HR「伝説のダンサー?」

TY「はい。今、結構話題になってるんですよ。あるライブハウスにめちゃくちゃダンスが上手い奴がいるって」

HR「マジで?初めて聞いた」

KJ「マジっすか?俺、1度だけ見たことあるんすけど、凄かったですよ!」


興奮したように啓司。
そこまで熱く語るって…相当だな。


HR「そんなに凄いのか?そのダンサー」

TY「啓司が伝説のダンサーの話をすると、止まりませんよ」


はははっと哲也が啓司を見て笑う


HR「哲也は見たことあんの?」

TY「いや、俺は無いんですけどずっと啓司の話を聞いていて興味あったんです。でも…」

HR「?」
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