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□インフルエンザ
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ガシッ

ハァッ ハァ


「・・・お・・・ぅあ・・」


「何、無理しないでゆっくりでいいよ。」


布団から頭を必死に出して、千聡のシャツの胸倉をハヤトが掴み声を出す。


「お茶漬け・・・が・・・食い、じゃなくて食べたい・・・です。」


おかゆより、お茶漬けか。
この子も無理をするね。


「お吸い物風味のお茶漬けだね。」


力尽きたのか、布団にもどる。
顔を布団にグリグリしながらうめき声をあげる。


「おとなしく待ってて。」



こんなところでも私には本音を言ってくれる。
本性を見せてくれるのは、私にだけ。
お互いのことを理解しているつもりだし、
これからも理解していきたい。

君のためなら、
君になら、
私の全てをささげるよ。

どんな努力も惜しまない。


君の為だから




→アトガキ
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