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□通常運転
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「おはよう、きてたんだ。」
千聡は俺の前でしか笑わない、らしい。
千聡の周りの知人らしき人たちが言っていた。
自覚はないけど、独占できてるんだと思うと少しだけ優越感に浸れる。
でも、
なんだかんだ言ってモテるんだよな。
「おはよう、朝から元気だね。
朝ごはん作っておいたよ。」
朝っぱらから人の部屋に来るお前も大概だろ
と、いう本音は隠して話を進める。
案内されたのは、俺のテーブルの特等席。
もとい、指定席。
「一緒に食べようか。」
ここは素直に
「ありがとう。」