作詞置場

□冬空の蛻
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夢のような幸せの時間
二人で笑いあった日々
永遠に続くと信じて
過ごしていた6年

毎日君の声で起きる
なかなか起きない僕
拗ねて隣に座る君
可愛くて仕方が無い

離れていれば何時でも電話
メールもラインも欠かさない
「返信無い」といじけんぼ
ニヤニヤしちゃう僕

戻ることのない夢現

もどれるのならばもう一度
君の声を聞きたい
出会えるのならばもう一度
君の笑顔が見たい

ある日顔色悪そうな君
心配症な僕
大丈夫だよと君は言う
この時気付いていたらな

仕事終わりに毎日電話
何時も出るはずの君が出ない
不安よぎる僕
思わず走り出す

髪もスーツもグチャグチャに
急いで走る帰宅道
ドアを開けれたら横たわる君
僕は言葉を失った

戻れるならもう一度
あの時気づけばよかたと
叶うならばもう一度
君に伝えておけば良かったと



冬の寒空に運ばれていく君に
僕はただ寄り添うことしかできなくて
意識を取り戻した君はそっと
泣きそうな僕にただ微笑んで
大丈夫だよ、そう言いながら
冷たく、、、眠った、、、


出会えるのならばもう一度
君の声を聞きたい
抱きしめられるならもう一度
君の温もりを感じたい
叶うならばもう一度
君を離したくない
出来るならもう一度
アイシテルを叫びたい
お願いしますもう一度
伝えてないこと君に届けたいから

冬空の蛻の左薬指
僕はそっと指輪をはめた

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