小十郎×佐助

□永久就職
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「ったく…この二人に飲ませたら駄目って言っただろ?」

居間でグデングデンに酔っぱらって寝ている幸村と元就を見て、佐助はため息をついた。
今日は大学の仲良し6人で幸村の家で飲もう、ということになって。
近所のスーパーで酒をたくさん買ってから、佐助の作ったツマミを肴に酒を浴びるほど飲んだ。
幸村と元就は酒が弱いのだが、飲んでテンションが上がったメンバーには通じず、無理やり飲まされて結果これだ。
酒癖が悪い幸村が暴れを止めるのに苦労をした。
寝ている二人に布団をかけて、空いていたビールを飲む。

「まだまだpartyはこれからだってのによ」
「しょうがねぇ、お子様だからな」
「元就さん強そうなのにね〜」

政宗と元親と慶次はザルなので、全然平気な顔で酒をあおっている。
佐助も酒にはかなり強いので、ビールを一気に飲み干してから缶を捨てる。
しかし…ビールやらチューハイだけで30缶程余っているのだが、全部今日中に飲むつもりなのだろうか。
頑張れば飲めないこともないが、明日は朝からバイトがあるので早々に切り上げたいところでもある。
どうしようか思案していると、携帯が鳴った。
メロディーからして着信だ。
ディスプレイには「小十郎さん」

「はい、もしもし」
『今どこにいる?』
「え?家だけど…」
『分かった…今からそっちに向かう』

何やら怒っているようだったが、理由を聞く前に切られてしまった。
携帯を閉じてから政宗に問う。

「誰?」
「小十郎さん。何か不機嫌そうだったなぁ。今から来るって」
「Ah?何怒ってんだ、あいつ?」
「さあ?」

すると、政宗が何か思うところがあるの酒を煽るのを止めた。
一つの目を見開いて、ポカンと口を開けている。

「どうした政宗?」
「やっべー…俺、レポートまだやってねぇ…」

その言葉に元親と慶次が固まった。
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