宝物小説
□そら子からの壱万記念小説 *
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「…ぁ、待っ…けぃじ…」
板張りの部屋に可愛い利の声が響く。
風呂上がりに、のそのそと膝立ちのまま腰布を巻く利の姿にムラッと来た俺は、利の身体の前に座り込んで吸い付いていた。
「…っ、あ…や…ゃだ…あん…」
口の中の可愛い利自身を強く吸ってやると、利は俺の頭を掴み引き剥がそうとする。
束ねた髪をがしりと掴まれてるけど…それほど必死に利が感じてくれているんだと思うと痛みなんて吹っ飛ぶね。
「やじゃないでしょ?」
上目遣いで利の赤い顔を見詰めながら目の前の可愛い利に息を吹き掛けてやると、泣きそうな顔をしてびくんと震えた。
けど、仕様が無いじゃない。
「…すごい利からやらしー味してるもん」
「…や、言うな!ひど…っん!!」
逃げる腰を抑え込むように形の良い尻を鷲掴みにしながらまた深く利を口内に誘い込むと、利はまたびくんと痙攣する。
「もっと味わして…ね?」
「ひぁ!!ゃ…だめ、だめ…っ!!!」
嫌がる言葉とは裏腹に、俺の口内には利の張り裂けそうな程の固いモノと、切羽詰まった味が充満していた。
その味を楽しみながら、俺は掴んだ肉の奥のきゅうと締まった穴へ指を這わせる。
「…ひぁ…ッ、ゃだ、やぁ…!!!」
制止の声も無視しながら閉じた肉を指先で解すように揉み込んでやると、次第に情事に慣れた其処は俺を誘い込むようにぐにゅぐにゅと伸縮し始めた。