日々草
□きゅう
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「遅れました〜」
教室の古びたドアをスライドする。
まじガタガタいうし立て付け悪いからリフォーム的なのしてくれないかなうちの校長。
お、今は前髪先生の授業か。
「うん、遅れたってレベルじゃないけどね。授業修了五分間だから」
「マジっすか!!だったらちゃんとサボってきます!!」
「よく堂々と先生の前で言えるな!!」
「あぁあはるか帰って来たアル!!」
「神楽ちゃんお待たせェェェ!」
「分かってたけどホント態度ガラッと変わんなァ!」
うわ、チョーク投げる構えとってるよあの先生。今時チョーク投げを必殺技としてる人いるんだ。
……へっ神楽ちゃんに蹴られてやんのざまーみろってんだバーカバーカ。
当たり前の様にチョーク粉々。
あれ目に入ったら痛いだろうな。
そういやチョークの原材料は貝とかなんとかって聞いたことあるな。
…食べれんじゃね?
「はいっ、前髪先生あーん」
「何を!?何をあーん!?」
「チョークって多分食べれるんで床に落ちたチョーク(ゴミ)はご自分で処理してくださーい」
「ゴミと書いてチョークと読んだなぁぁ!?」
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