日々草

□にい
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先生に指定された席にいく。


左にはアイマスクをつけてうつ伏せになってる男の子。

右には…


「……うわぉ、瞳孔かっぴらいてるねよろしくー」

「お前あいさつって何か知らねェのか?」

「女の子以外にあいさつは必要ないと思ってる私がわざわざあいさつしたんだから文句いわないでよー」

「何様だ」




このような男の子。


左の男の子は寝てるっぽいからあいさつしないよ。

起こすのも悪いしめんどく、おっと。




前は……え、女の子?


さっきこんな綺麗な黒髪の子いたっけ?
うーん…確認確認っと。




「おいおいはるか授業中だぞ、席につきなさーい」




「…男の子だった」
「男の子じゃない、桂だ。そしてコイツはエリザベスだ」


「綺麗な髪してるね女の子かと思ったじゃん期待させんなバカ」

「バカではない桂だ」

「先生この人話通じない」

「うん。否定しないけど君もだからね?さっきから俺席つけって言ってるんだけどね?」



「…ねぇねぇエリザベスってオス?メス?」

「トップシークレットだ」

「え、オカマ?」

「トップシークレットだ」

「早く席つけっていってんだよォォォォ!!!」

「うわっ、うるさーい」

いい大人がこんくらいでキレちゃだめだよね。

教卓がしゃーんてやっちゃってさー。
メガネ君がおこってんじゃーん。


「はるかちゃん、銀髪がうるさいからそろそろ座りなさい」

「はーいお妙ちゃんわかった〜」
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