赤い狐が笑う頃に....

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「歌詞さん」
「なんですか?」
「いや、なんでもないです」
そう言って
歌詞さんから顔を背ける
別に、歌詞さんが嫌いとか、そういうわけではない
なんとなく
本当になんとなくだ
ここは、つい最近廃校になった学校の教室
そこに、私と歌詞さんはいた
「そういえば、こんな噂知ってます?」
歌詞さんが突然言ってきた
まぁ.....いつものことだ
と思いつつも
「どんな噂ですか?」
と歌詞さんに聞く
すると....
「とある、赤い狐の話ですよ」
そう言って、私を見る
「聞きます?」
そう聞いてきた
それに、私は
「もちろん、聞きますよ」
そう言って
歌詞さんのほうを向いた
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