言の葉の遊戯


□〜終章〜
2ページ/3ページ

※※後書き※※


ここまで読んで下さって、本当に感謝しています。ありがとうございました。



この詩集には、私の思いがたくさん詰まっています。

そして、その思いが、今、ひとつの終わりを迎えました。




私が詩を書き始めたのは、10代前半でしょうか。

当然、「詩」とは呼べない代物でしたが…(苦笑)


当時は精神的に苦しくて、その苦しさを吐き出すように、あちこちに書きなぐっていました。


言葉の暴力を受けて、言葉が本当に嫌いで…私自身、声に出して言葉を発する事が出来ない時期がありました。


だけど、心の中には止めど無く言葉が溢れて、溢れた言葉をノートに書きなぐっていました。


――そうする事で、辛うじて正気を保っていたのです。



『T:自己』
の中には、もがき苦しんでいた頃の私がいます。実際、10代の頃に書いた詩が多いです。だから、感情を吐露するだけの暗い詩が多い(笑)

その頃の苦しみは、未だに現れるけれど、年を重ねるにつれ、たくさんの人に接するにつれ

『U:貴方へ』

のような詩も書けるようになりました。



私にとって詩は、自分自身を見つめる鏡のようなものです。

心に湧いた形のない感情を、言葉にする事によって、私自身を見つめる事ができるのです。



他者を励ましたり、元気づけられるような言葉は、私にはまだ綴れないのです。

自分自身を理解せずに、他者を理解出来るとは思ってないからです。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ