男愛
□黄瀬誕!!
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○from赤司っち○(黄瀬)
もー最悪っス。誕生日に仕事入るなんて。
「あーヤダヤダ…。」
そんなことを言いながら仕事を終わらせる。
「黄瀬くん。」
「マネージャーさん。どうしたんスか?」
「これ、キミ宛に届いてたよ。」
そう言って差し出されたのは
― 赤いバラの花束
「これ…」
「さっき受付に置いてったんだって。」
それを聞いた瞬間、俺は走り出した。
メッセージカードには、
『Happy Birthday 涼太』
涼太って呼ぶのはあの人しか…
「赤司っちーーー!!」
俺は赤い髪を追いかける。