男愛

□新旧話
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-帰り道-

やっと一人で考えられる。

「ハァ…。」
「大きなため息やなぁ、若松。」
「!? 部長!?」

そこには三年生、元部長の今吉翔一が
立っていた。

「いや、元、やけどな。今はお前が部長
 やろ?」
「…」
「? なんや?暗いなぁ。
 まぁ話は聞かんけど。」
「聞いてくれないんですか!?」

さすが部長…。

「当たり前やろ。もう俺が引っ張るチームや
 ないやん。お前が引っ張ってくチーム
 やろ。」
「そうですけど…。」
「まぁ、お前なら平気や。」

そう言って部長は俺の頭を撫でた。
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