夢物語(長編)
□朝食〜学校
2ページ/4ページ
二人には、それぞれ部屋がある。
ユイは、ピンクを中心にした女の子らしい可愛い部屋だ。
刹那は、白と黒を中心にしたシンプルな部屋だ。
刹那は、自室で着替えをしている最中だ。
見た目と違い、程よい筋肉がついていた。作り物のようだ。
刹那は、ふと自分の上半身を鏡で見た。
普通の人にはない、小さいが切り傷や火傷の跡、青アザがあった。
この事は、ユイは知らない。知っているのは、父親と母親だけだ。
他の誰も知らない。
ボーッとしていると、扉が開いた。
ライト「刹那さん、そろそろ行くよ〜。」
見られてはいけないと、直ぐに服を着た。
刹那『分かりました。今行きます。』
上着を着て部屋を出た。